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2016年2月5日（金） 英語をマスターする効果的な方法ＮＯ．２ 前回に引き続き、英語をマスターする効果的な方法についてですが、今回は保護者様、大人が、英語をマスターする際に知っておいていていただきたいことをお話ししようと思います。 英語をマスターする効果的な勉強法は、子供と同じく、どれだけ英語に日々慣れ親しむかです。 ただ、私達大人は、子供のように英語を感覚的に学ぶというのとはちょっと違います。 今までの日本では、本格的に英語を学ぶのは中学生からでした。　学校では文法と併行して「読み、書きの英語を学ぶ」わけですが、殆どの場合、その学生時代に学んだ英語が、そのまま社会人になって活かされることはあまりないように思います。　もちろん、海外にすごく興味があるなどで、学生の頃から英語に親しんだ人や、交換留学などの経験やお父様のお仕事の関係で海外に住んでいたなどの場合は、英語に対しての免疫があるため、大人になっても「英語」への苦手意識はあまりありません。　ただ、だいたいの場合は、やはり簡単な文法すらわからない、、、簡単な会話も自信がない、、、というのが正直なところではないでしょうか？ 大人になって「今度こそは英会話をマスターするぞーーー！」と目標を掲げた際に、殆どの人は、簡単な英会話の本を買ってフレーズを覚えたり、ＣＤで英語を聞き流す方法を試するのが一般的だと思います。 でも、ちょっと気が遠くなるようなことを言わせていただくと、それよりもまず、「英語の基礎力」をつけることが先決で、上に書いた学習方法は、それと同時進行か、または基礎力をつけた後で行っても十分間に合う方法です。　というよりも、かえって基礎力をつけてからのほうが、どんどん英語が吸収してゆくはずです。　英語はよくスポーツに例えられます。　野球やテニスなど、どんなスポーツにしろ、基礎体力が必要です。　どんなに高い技術があっても、土台となるものがなければそれなりのプレーはできません。　これは英会話を学ぶ上でも同じだと思います。　しっかりとした基礎があってこそ、着実にステップアップができるのです。 英会話の文を丸ごと暗記するなどの、小手先の学習方法をしていても、正直なところ、本当の英語力はなかなかつきません。　フレーズをひたすら丸暗記するなど、即効性が期待できる学習法は巷でよく聞きますが、すぐ効果が出る方法はするダメになります。　お手軽な方法では、一時的に上手く行ったとしても、本当の実力はつきません。 英語を話せるようにするには、ある程度の英単語、イディオム、文法の基礎的な勉強の積み重ねが大切です。　そしてある程度の基本的な勉強を積めば、簡単な日常会話ならば、すぐにできるようになるものです。　文法をもう一度勉強したり、地道に単語を覚えたり、、、という、基礎学習は、意外に軽視されがちですが、1年―2年でみると、効果は抜群です。 では、その基礎力を付けるにはどんな教材選びをすれば良いのか、、、ですが、 わかりやすい文法の本1冊と、中学生1－3年生の教科書があれば充分だと思います。 教科書やテキストはＣＤ付きが尚良いと思います。 文法の本に関しては、わかりやすく書かれていることはもちろんですが、例文が多いものがお勧めです。　会話に使える例文ならもっと良いです。　そして文法を学習した後に、その例文を覚えてしまうくらい読み込むのも効果的です。 また、英文法の勉強と同時進行でライティング（英作文）の勉強もかなりお勧めです。 文の構造を学び、それを意識して英語で文章を書く練習をすることにより、「英語で考える」癖がつきます。　ライティング（英作文）をする際は、まず、自分の頭で思っていることをまとめる必要があるため、考えがある程度まとまらなければ文章にはできません。　これは会話をする際も同じですよね。　もちろん、生の会話では、身振り手振り、そして適当に単語を並べれば通じてしまうことも多々あるのですが、きちんとした意思の疎通に関しては、単語だけで考えを伝えることは、なかなか難しいものですし、やはり限界があります。　ライティング（英作文）の練習をすることにより、自分の考えを具体的に表現できるようになり、相手の言っていることを理解した上で、自分の言いたいことを的確に、また、詳しく伝えることができるようになります。　ライティングと言っても、難しい文を作らなければいけない訳ではありません。　最初は中１程度の短い簡単な文から始め、しだいに、ちょっと高度なライティング（英作文）に挑戦してゆけばよいと思います。 英文法をはじめ、リーディング、ライティング、それに加え単語やイディオムを暗記するなどは、本当に地道な勉強です。　その基礎力を上げる勉強をある程度行ったら、あとはリスニングや、アウトプットである会話に挑戦してみると良いと思います。　英語学習は、急がば回れで、早く英語をマスターしたいのなら、一見遠回りに見える方法をあえて選んで、確実に力をつけることが本当に賢いマスター法だと私は思います。　これは一度でも真剣に英語学習に取り組んだことのある人であれば、納得していただけると思います。