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2016年1月31日(日) 英語をマスターする効果的な方法
今日は子供が英語をマスターするために必要な勉強法についてお話ししたいと思います。
日々スクールで子供に英語を教えている私達は、子供達の学習能力の高さに驚かされることが度々あります。 全く聞いたことがない「英語」なのに、数回練習すればほとんどの生徒さんは、緊張しながらもできるようになってしまいます。
ただ、残念なことに、折角理解して覚えた英語も、翌週にはほとんど頭の中からスルー~っと出て行ってしまうようです。 そして翌週にもう一度、そしてその次の週ももう一度・・・と繰り返し繰り返しレッスン中にレヴューするのですが、なかなか定着せず、足ふみ状態が続いてしまうことがあります。大人と比べて頭が柔らかい分、、サっと覚えてしまう子供達ですが、同じように忘れてしまう時もサっとです。
考えてみれば当たり前なんですよね。 彼らの生活は日本語で成り立っているわけですし、小学生くらいですと英語学習の重要性を理解している子なんてほとんどいません。
普段から英語を使う機会がない「日本」では、英語を習得するのは本当に大変だと思います。
でも、それを「仕方ないこと」と諦めていては本当にもったいない。
学習能力が高くて、また、頭が柔らかくスーっと英語が音楽の様に入ってくる子供であっても、英語の正しい学習方法を行っていなければ、その能力は活かされないでしょう。
先日、私は、同業者が集まるセミナーに参加してきました。 子供、大人に限らず、日本にいながら英語をマスターする方法のレクチャーを聞いてきたのですが、本当に納得でした。
そこで何度も繰り返し聞いたフレーズが、英語をマスターするには「家庭でどのくらい英語を勉強しているか」です。 「英語は勉強した時間に比例して少しずつ成果が出て来る」ということでした。
そこで抑えておきたい最小限の勉強法を書いてみたいと思います。
1.どんな方法でも英語が面白いと思わせる(興味を持たせる)
2.生きた英語を聞かせてあげる
3.毎日少しでも英語に触れる
4.親子で英語を学ぶ
「1」に関してですが、これはそのお子さんによって方法は違うと思うので、ご両親が頭をひねってその方法を見つけてあげて下さい。 良い教材だからと言って興味がないものを与えてもそれは、
「苦」になるだけなので、例えば、そのお子さんが好きなアニメで、何か教材になるものがベストなように思います。 馴染みのあるキャラクターが教材ならば、英語に対しての苦手意識なども取り払えるチャンスになるかもしれません。※ドラえもんや、ちびまる子ちゃんの学習シリーズが好評のようです。
「2」に関してですが、一般的に子供は10歳くらいまでに耳が出来上がるそうなので、小学生の時期に生の英語を聞く機会を沢山持てば持つほど、自然と英語耳が育つということです。
ちなみに、1日3時間英語を聞くと、1年ほどで英語が聞き取れるようになるそうです。
DVDなどは、吹き替え版で、最初は日本語で聞いてストーリーを大まかに理解させた後、2回目からは、どんなに難しい単語がでてきても聞き流すのが良いようです。 それは子供は大人と違い、
英単語を音として捉えられるようになるからだそうです。
「3」と「4」に関してですが、毎日英語に触れることは、それが語学だからこそとても大切なことなのだと思います。 スポーツもそうですが、小学生の頃に習ったスポーツは大人になっても上手です。反復練習で、どんな形にせよ英語を勉強すれば、確実に基本的な英語力は普通の小学生よりも高くなります。 そしてその習慣の中で養われた英語の基礎力は、大人になっても使うことができます。 また、その一連のプロセスを日常で行うには、必ずお母様やお父様のサポートが必要になります。 小学生などは、どんなに好きなアニメの教材を使おうが、すぐに飽きてしまうものです。でも、お母様やお父様が「一緒に英語を勉強する」というスタイルになれば、それをかなり防げるのではないかと思います。 そして親子で英語を勉強する中で、子供を褒めてあげる機会が増えれば、尚、子供のやる気につながるのだと思います。
次回は大人(保護者様が)が英語をマスターできる効果的な方法について書こうと思います。